変人日記

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物書き志望のヅカオタの雑記帳

紅ゆずるはプロ失格か

昨日、七海さんの退団と星組千秋楽について書きましたが、今回の星組千秋楽には無視できないトラブルがありました。

 

紅ゆずる、喉潰しちゃった問題

 

昨日の記事は七海さんにフォーカスしたかったので触れませんでしたが、ちょっと思うところがあったので、追加で書くことにしました。

 

 

星組トップスター紅ゆずる、声が出なくなる

今回のショー、ESTRALLASは紅さんの歌から始まるのですが、「エストレージャス〜」の歌い出しで、おや?と思いました。

 

声が小さくて、少しこもったような感じに聞こえたのです。

まず思ったのは、マイクの調子が悪いのかな? ということ。

 

でも、そのあとに歌ったあーちゃんの声はいつも通りだったので、こりゃ紅さんになんかあったんだな、と早い段階で気が付きました。

 

芝居はいつも通りのはっきりしたお声でしたし、最後のかもめよー、もいつも通り伸びやかに歌ってたので、幕間の30分で何かあったのだろう、と。

 

そのあと、プロローグだったかな、

紅さんのソロで一瞬声が完全に出なくなったんです。

 

出演者みんなが紅さんに注目して、1人スポットライトを浴びている、いわば紅さんの見せ場。

 

舞台上の出演者の表情に変化はなかったんですが、紅さんが一瞬辛そうな顔をしたんですよね。

映画館の空気もサッと変わりました。

 

 

機転のきいたトラブルへの対処

その後もずっと掠れたような囁き声で観客はみんな心配でハラハラ。

 

そんな中、中詰めのORANGERANGEチャンピオーネに。

 

ここで、客席降りと銀橋で紅さんのソロがあります。

結構長いし、誰かに変わるってのも演出的になかなか難しい。

どうするのかな、トップコンビとまこっちゃんで3人で歌うのかなと思っていたら、紅さんが一人、囁き声で歌い出し、アドリブで「声ごめんなさーい!」と入れてきたのです。

 

その瞬間、映画館も恐らく劇場も、見ている全員がホッとしました。

 

今振り返ると、この中詰めでのアドリブが、この星組公演千秋楽を成功させる上での大きなポイントでした。

 

最後までどうにかこうにかやり切って後からごめんなさい、ではなく、早めにここでワンクッション入れたことで、紅さんが「声が出なくて苦しんでいる、申し訳なく思っている」という事実が全員に伝わったわけです。

 

これで、紅さんの中でもハードルが下がったとは思うんですが、見てる方も心配はしつつも「今日はそういう日なんだ」と腹をくくれたと思うんです。

 

少なくとも、このチャンピオーネを境に最初のようなハラハラドキドキした感じはなくなりました。

 

ただ、黒燕尾の場面での「フッ」という掛け声。

これは観客全員がちゃんと声が出るかめちゃくちゃ心配してました。見せ場中の見せ場ですから、ここで失敗したら台無しですもんね…

多分本人が1番心配してたと思うんですけど。

この瞬間、会場が一体になって紅ゆずるの発声を手に汗握って待ってました。

 

 

ベストコンディションで千秋楽を終えられなかった紅ゆずるはプロ失格?

退団者の挨拶も終わって、最後の紅さんのご挨拶。まず最初に自分の声が出なかったことを謝ってらっしゃいました。

お芝居の最後でやっちゃったそうです。

ヴェロニカに泣きついたところかなー

 

プロとしては本当に失格だが、このトラブルが起きて、組子の温かさとお客さんの温かさを改めて感じることができた。

 

そう、涙ながらにお話されていました。

 

もちろん綺麗に何事もなく終わりたかったと思うんですよ。

千秋楽だし。退団者もいるわけだし。

 

今回で退団する七海ひろきファンとしては「全部持っていきやがって」と思わなくはないんですけど、紅さんをフォローする七海ひろきというスチルが見られたので、それはそれで良かったのかな、と思っています。

 

お芝居で喉を潰したってことでしたが、自分の限界を見極めて、きちんと調整するのがプロだとは思いますよ。

これ以上声出したらヤバいな、とかね。

 

でも、わざとやってるわけじゃないですし、トラブルが起きることは必ずある。

 

トラブルに対してどう対処するか、が大切なのです。

 

それで言うと、紅さんはあの場で出来る1番良い対処をしたと思います。

 

今回のショーでアドリブ入れられる場面はあそこしかなかったですしね。

急に影コーラスになったり、他の人が歌ったりするよりも、最後まで観客を心配させながら必死に歌い続けるよりも、よっぽど良かったと思います。

 

 

失敗したら早めに謝りましょう

正直、千秋楽時点では、このトラブルに関してはもっと七海さんにスポットライト当てて欲しかったな…としか思ってたんですが、翌日月曜日に仕事で同様のトラブルに直面したのです。

 

直属の人ではないんですが、上司がミスをしてその尻拭いをさせられました。私も結構な迷惑を被った上で、です。

 

発覚したのもミスを犯した本人ではなく、別の人から聞かされ、次の対応も決まっていない。

私は迷惑をかけた取り引き先に謝った上で、社内的な処理もやらされました。

 

本来であれば、部署内の全員に伝えて、謝罪をし、こういう対応をお願いします、とするべきだったのに、人づてに伝えて、対応はおまかせ。さらに処理も人任せ。

 

この知り拭いをしながら、紅さんの千秋楽の対応は当たり前のことだったかもしれないけど、1番大切なことだったんだな、と思ったのです。

 

結局、定時後に本人から「本当にごめんね」の謝罪はあったものの、今後の対策とかもなく、納得できない状態のまま、幕を降ろされました。

 

ミスをしたら自分のミスを認め、早めに状況を相手に伝えて謝る。

 

それに対して周りの人がどう対処するか。

 

紅さんの場合、組子が皆心配しつつもフォローしてくれていました。七海さんはご挨拶の時にもフォローしてました。

 

それを当たり前にやってもらえるか、私のように嫌々やらされるか。

紅さんがプロの舞台人として積み重ねてきたものがあるから、あの千秋楽があったのだと思います。

 

 

紅ゆずるはプロの舞台人

今回、紅さんはものすごく謝ってらっしゃいましたが、千秋楽とは言え、この1度の失敗で「もう星組は見ません!」みたいな人はいないと思います。

 

次の舞台で良いお芝居を見せてくれればそれでいいのです。

 

何よりヅカオタはいつもと違うイレギュラー(ってほどでもないけど)な舞台を見れたというだけでも嬉しいのですから。

 

 

喉しっかり休めて、次に備えてください。

 

星組さん、お疲れさまでした!

 

星組千秋楽 七海ひろき宝塚卒業の時

2019年3月24日、星組の東京千秋楽にともない、七海ひろきさんが宝塚をご卒業されました。

 

ご贔屓の七海さんの退団公演ということで、普段しない遠征をして、元旦の宝塚初日から東京千秋楽の3月24日までおよそ3ヶ月。

霧深きエルベのほとり、ESTRALLASを追い続けました。

 

普段、東京でしか見ないので、3ヶ月は長いなって気持ちもあったのですが、今振り返ると、あっという間でした。

 

初めての入り待ち

千秋楽当日の朝、初めて入り待ちをすることにしました。

ライブビューイングのチケットは取れていたものの、11時公演のチケットはないし、出待ちまでする予定だったのでちょっとキツイかなとも思ったんですが、やっぱり後悔したくなかったので。

最後のお姿をしっかり目に焼き付ける為、朝5時起床。

 

入り待ち、何時に行ったらいいかわからなかったので調べまくったんですが、人によってもバラバラみたいなので、ちょっと早めに向かいました。

 

▼私の場合

6:50 有楽町到着

6:57 劇場前到着

7:35 出演者続々登場

7:45 退団者登場

8:00 七海さんご登場

 

ざっくりと大体こんな感じでしょうか。

 

7時前には劇場についたものの、既に退団者以外のガードは出来上がっていて、ギャラリーもかなりいらっしゃってました。

それでも、ギャラリー1列目で拝見できたので、予定より早い電車に乗っておいて本当に良かったです。

 

入り待ち、良いですね。

単純に朝だから明るくてよく見えるし、出待ちと違って何時に出てくるかわからない、みたいなのがないので、待ってる方も気持ち的に楽です。寒い中何時間も待ち続けるのは結構しんどいので。

 

入りのお兄さま

宝塚の時はニット姿がリアル花沢類だと大賑わいでしたが、東京の入りは白のタキシード姿でした。

 



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本当にキラキラと輝いてらっしゃって、眩しいほど。

 

ここまできても退団するなんて信じられないくらいでしたが、目には自然と涙が込み上げてきていました。

 

誰が言ったか、千秋楽はファンとの結婚式。

 

確かに真っ白いタキシード姿は、そのままチャペルを歩けそうな装い。

会の方も真っ白なお洋服で七海さんを見守ってらっしゃいました。

 

宝塚を見始めた当初、千秋楽の白装束は「なんだこれ、やべーやつか」って思ってたんですけど、今はこの白い空間がとても綺麗に見えます。

 

結婚式。すごく納得です。

終わりの日じゃなくて新しい始まりの日でもあるんだな、としみじみ思いました。 

 

 

ライブビューイング

今回、運良くライブビューイングのチケットが取れました。

当落発表の日、落選された方が予想以上に大勢いらっしゃって「ひろき恐ろしい子…」なんて思ったのですが、うちの母もハズれてました。

私が2枚取れていたので良かったですが、ライブビューイングのチケットさえも入手困難にする星組…需要に対して供給が追いついていないですね。

 

ライブビューイングで観劇4回目でしたが、千秋楽ということもあって気迫が凄かったです。

オリバー(麻央)のアドリブで泣かされたり、力強く「あばよ!!!!!」する七海ひろきに泣かされたり…

 

数十年ぶりの再演とのことでしたが、この星組でこのお芝居が見れたこと、本当に幸せです。

ウエクミありがとう…!

 

ショー、ESTRALLAS。

こっちはNHKでも放送されてたんで、それこそ何回見たかわからないくらい見てるんですが、相変わらず良かった。

 

七海さんのポップスターからの場面、本当に舞台が温かかった。くらっちもめちゃくちゃ優しい笑顔で、見てるだけで幸せで泣きそうでした。。

七海さんは泣かれるのかな…なんて思ったのですが、そんなことはなく、力強く歌ってらっしゃいました。

 

前日まではうるうるしてたとtwitterで見かけたので、千秋楽は泣かないと決めてらっしゃったのかもしれないですね。

 

星サギの場面からは、胸にお花をつけてらっしゃって…

ああ…七海さんが退団者なんだな、と実感させられました。

 

その後の黒燕尾とかもめちゃくちゃかっこよかったんですが、夢のように過ぎていってしまって正直、ほぼ記憶にありません。

 

最後のご挨拶

お花は青いリボンのかかった白薔薇の花束。

お花渡しはしーらんでした。

 

私の七海さんの好きなところの1つに「1本筋が通っているところ」というのがあります。

 

人って、その時その時で意見が変わったりすることもあるんですけど、七海さんて意志がしっかりしてて、ブレないんです。

私は周りの顔色見て意見を変えちゃったりするので、七海さんのそういうところ尊敬しているんですが、この千秋楽のご挨拶にも七海さんの一貫性のある想いが詰まってました。

 

特に印象的だったのが、「宝塚に恋をした私はファンの方々に愛を教えてもらった」というところ。

 

宝塚大劇場の方では「宝塚に恋をしました」と言っていたので、そこと繋がっているわけです。こういう物語性を持たせるのが上手なところも七海さんの魅力の1つ。

 

ファンをこれだけ大切に想ってくれて、そして感謝の気持ちをこれでもかと言うくらい伝えてくれる。七海さんを好きになってよかった、と心から思わせてくれる、それが七海ひろきです。

 

出待ち

ライブビューイング会場からダッシュで日比谷に向かったんですが、20時前についた時はもう人でいっぱいでした……

並べたのはギャラリーの7列目くらいで、時間が経つにつれてどんどん人が増えて、シャンテ前の通路塞ぎ切っちゃうんじゃないかと心配したくらい。

ギャラリー10列は越えてました。

 

風が吹いててすごく寒かったんですが、ギャラリーの中は全然寒くなかったです。そのくらいすごい人だった。

 

退団者も人の間からチラッと見えるくらいで、華鳥礼良ちゃんは一切見えませんでした…

 

お兄さまはどうにか頑張って見ることが出来ましたが、それも一瞬で…後半はビデオを撮っている方の画面を後ろから覗かせて頂きました。

 

本当に一瞬でしたが、寒い中待って良かった。

 

入りから出まで、およそ14時間。

七海さんのために費やした1日はとても充実していました。

 

七海ひろきを好きになれて

このブログを書いている今、もう七海さんは宝塚歌劇団の生徒ではありません。

 

公式ホームページの星組メンバーの中からもお名前が消えてしまいました。

でも、退団されてなおもファンの心の中に強烈な存在感を残したままです。

 

ゆっくりお休みしたら、またみんなの前に戻ってきて欲しい。そんな日が来るのを楽しみに待っています。

 

七海ひろきに会えて本当に良かった。

宝塚に再会して、七海ひろきを見つけたあの時の自分に感謝したい。

 

16年間お疲れさまでした。

これからもずっとずっと大好きです。

花組トップ娘、仙名彩世大劇場卒業

スカイステージのタカラヅカニュースで、花組さんのCASANOVA大劇場千秋楽の様子が放送されました。

 


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普段、星宙多めの観劇なもので、他組の千秋楽の様子とか割と流し見なんですけど、花組トップ娘役、仙名彩世(ゆきちゃん)のご挨拶とそれを見守る明日海さんの温かさと言ったら……花組ファンではない私ですら涙腺崩壊でした。

 

 

仙名彩世はやっぱりスゴイ

 
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比較的下級生の娘役が務めることの多いトップ娘役ですが、ゆきちゃんは前任の花乃ちゃんよりも上級生で、トップ娘役に就任しました。

 

大劇場卒業をした今、千秋楽の様子をちょこっと見ただけでも、ゆきちゃんのトップ娘役としての在り方は、通常のトップ娘役のそれとは良い意味で違っていたんだなと感じられました。

 

娘役トップって、大体下級生の時に抜擢されて、色んなことを学びながらトップ娘役として成長していく、って感じがあるけど、ゆきちゃんはある程度完成した娘役からのスタートだったわけで。

 

明日海さんが「かあさん」と呼ぶくらい、ゆきちゃんは自立したトップ娘役さんだったわけです。

 

タカラヅカスペシャルで、他組の下級生娘役を交えて、アクセサリーの作り方講座を楽屋で開いてたというゆきちゃんのエピソードがありました。

これ、通常のトップ娘役としてはあまりない光景かもしれないですけど、トップ娘役の本来のあるべき姿じゃないでしょうか?

 

ゆきちゃんの元で学べた下級生娘役はとても幸せだったんじゃないかと思います。

 

ゆきちゃんの出ている公演は、仮面のロマネスクしか見たことないので、もっと沢山見ておけばよかった、と今になって後悔しました。

 

 

今一度言いたい!トップ娘役は上級生から出してもいいはず

 

ゆきちゃんのトップ娘役ぶりを見ていると、男役トップが下級生に目を配って組全体をまとめる必要があるように、トップ娘役も娘役の中のお手本として存在する必要があるんじゃないかな、と思います。

 

普段の下級生抜擢からのトップ娘役を批判するわけじゃないですよ。下級生での抜擢は将来性と技術、ビジュアルで秀でているわけですし、それはもちろんトップ娘役の判断基準として絶対必要だし。

 

でも、上級生になってからの抜擢は、トップ娘役の1つの在り方としてとっても良いと思うんです。

 

舞台から見えない部分でトップを支え、組をまとめる能力のある上級生娘役をトップにするのは絶対に組にとってもプラスになるんじゃないかな、と。

 

正直、なんでこれがデフォじゃないんだろう、という気もする。

研2、研3の下級生のうちに抜擢するのをデフォにしたのはなんでなんでしょう?

 

そうすれば、若手娘役の退団も減りますよね。

 

現トップが自分より学年が下だからって諦める必要もなくなると思うし、回転もよくなるはず。

 

トップというのは誰でもなれるわけではないからこそ貴重な存在だけど、なるべく沢山の人のトップ姿がみたいのも本音。

 

トップの座を狙って、切磋琢磨する娘役が私は見たい。

 

 

 明日海さんの退団者への暖かいお言葉

 今回の千秋楽映像を見て驚いたのが、明日海さんが一人一人がどんな子なのかをお話されていたこと。

 

何この愛に溢れた空間。

 

特にゆきちゃんへの言葉は本当に心からの言葉って感じで、見ているだけでウルウルしました。

とってもしっかりものの娘役さんだったんだな、と改めて思わされます。

 

この翌日、明日海さんの退団発表がされたわけですが、添い遂げなかったのは、トップ娘役を主役にしたかったからというこれまた愛に溢れたお言葉…!

 

次で辞めるならなんで添い遂げにしなかったんだろう、なんて考えた浅はかな自分が恥ずかしくなります。

 

確かに添い遂げだったらサヨナラショーはトップさんにスポットが当たっちゃいますもんね。

添い遂げ退団者することがトップコンビの宝塚での最後の愛の証的なイメージがどこかにあったんですけど、私は単純でしたね…

 

明日海さんの深い愛に感服です。

 

 

今の花組トップコンビが最後にもう一度見たい

今回のCASANOVAはチケット結構頑張ったんですけど全滅で…

とりあえず東京千秋楽のライブビューイングは応募してありますので、それを期待して待つしかありません。

 

が、明日海さんの退団が発表された今、ライブビューイングでさえもチケット難な予感…

 

お願いだから、自分で見ない人は取らないで下さいね…

 

七海ひろき 最後のお茶会に行ってきました

七海さんの卒業まで残り1ヶ月の2/24に、七海さん最後のお茶会に行ってきました。

 


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七海ひろき ラストティーパーティ

 

半端ない人の多さ

何がすごいって、とにかく人が多い。

 

毎回人数が増えてる気がしますが、今回はいつもの人数なんて目じゃないくらいの多さ。

 

会場をビッシリ埋めつくす椅子もすごかったですが、グッズ販売の列が半端ない。

 

開始時間の10分前くらいまで販売してたんじゃないでしょうか…

 

普段は10分前にもなると、みんなお席について七海さんの登場を今か今かと待ってる感じなんですけど、今回はギリギリまでバッタバタでした。

 

 

相変わらず記憶が飛ぶ

相変わらず記憶が飛ぶわ飛ぶわで…

何回か近くを通られたんですが、意識しないと、見とれすぎて会話の内容覚えてられてないし、しっかり目に焼き付けたはずなのにそのお姿も夢のように記憶から薄れていってしまうし…

 

残ったのは七海さん素敵!!!という事実のみ。

 

帰りに母が「七海さんのスーツ素敵だったね」って言ってたのですが、

「…どんなのだっけ?黒いの?」

「え!?刺繍のついたやつ…覚えてないの?あんな近く通ったのに?」

「覚えてない…スーツ着てたことしか覚えてない…」

 

 

最後も笑顔で

正直、ものすごく泣いてしまうんじゃないかと、大きめのタオルハンカチを用意して行ったんですが、ほぼ泣かずにお茶会を楽しむことが出来ました。

 

前半はトークがとっても楽しくて、泣いている暇なんてなかったくらい。

 

笑った回数の方が圧倒的に多いです。

 

最後のお話は少しうるうるしてしまいましたが、それでもとってもとっても楽しいお茶会でした。

 

卒業してもこうやって会える機会があるといいな。

 

 

ちょっとしたプレゼントに何あげる?私は本!

先日、会社の上司に自分のオススメの小説をプレゼントしました。

 

何かを貸してもらったとか、お世話になったとか、ちょっとしたお礼にプレゼントを渡すことって多いと思います。

私、七海さんのお茶会はいつもお友達に取り次いで頂いているので、毎回負担にならない程度のお礼を兼ねたプレゼントを渡すことにしているんですが、これが結構難しいんですよね。選ぶの。

 

1000円以下でかさばらないもの。

 

人にプレゼントするのは好きなので、選ぶのも楽しいんですが、結局いつもお菓子になってしまっています。

今回、ちょっとしたお礼のプレゼントに小説の文庫本をチョイスしてみたら、とっても喜んでもらえた&選ぶのもとっても楽しかったので、ちょっと紹介したいと思います。

 

プレゼントのきっかけ

上司(直接の上司ではない、男性)と取引先に打ち合わせ行った帰りに、ランチを奢ってもらったんです。

中華料理屋さんのランチで、1000円いかないくらい。

部下に奢るランチとしては相場というか。奢ってもらって言うことじゃないですけど、まあ、普通のお値段です。

 

仕事上はよく話するんですけど、プライベートのこととかってあまり話しをしたことのない人で。今回も初めて一緒にランチしたんです。

お昼ご飯を食べながら、色々お話して、上司も読書が好きだということを初めて知りました。

 

本が好きだけど、時間がなくて月2冊くらいしか読めない。

電子書籍反対派。

いつもは恋愛小説ばかりだけど、違うジャンルの本も読んでみたい。

 

ということで、私が何度も繰り返し読んでいる恩田陸さんの「黄昏の百合の骨」をその場でオススメしたんですが、この本ってシリーズものの二作目だし、結構暗いし。

オススメはしたものの、ミステリ初心者には不向きだったなって、夜、歯を磨きながら思ったんです。

 

それで、「今日のお礼にオススメのミステリ小説を買ってプレゼントしよう!」と思い立ったわけです。

 

プレゼントする本を選ぶ基準

私、自分の本は人に貸したり、売ったりするの嫌なんですよ。

なので、翌日の昼休みに書店に買いに行きました。

 

ミステリで読みやすく、グロくないものがいいなと思って、この辺にあたりをつけていました。

 

◆神様の裏の顔 藤崎翔

◆ドミノ 恩田陸

◆中庭の出来事 恩田陸

◆人生相談 真梨幸子

 

なんですが、実際に購入したのはこちら。

 

「少し変わった子あります」

文春文庫 森博嗣

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決めてとなったのは、

 

・人が死なない

・短め

・話に区切りがある

 →短い通勤時間に1つの章が読み切れる(読むスピードも具体的な通勤時間も知らないけど)

 

何より、殺人事件をどうにかこうにかする、というものより、日常に潜んでそうなミステリをまずは読んでもらいたかったんですね。

ボタンの掛け違いから生まれるような、そんなミステリ。

 

殺人事件ものも面白いんですけど、やっぱりこういうのがミステリの大前提じゃないかなと思うので。まずはここからミステリの面白さを見出してくれたら嬉しいなと思って選びました。

 

人にオススメの本をプレゼントするのめっちゃ楽しい!!

プレゼントしたら、めちゃくちゃ喜んでもらえたので、それはそれで嬉しかったんですけど、それよりも

自分のオススメの本を人に紹介するの、めっちゃ気持ちいい!!!

 

自分の引き出しの中から、その人に最も良いと思われるものを選びだすのがめちゃくちゃ楽しかったんです。

 

今回選んだ「少し変わった子あります」は、何年か前に池袋のLUMINEの上の本屋でたまたま目に留まって買ったんですけど、読み終わったあとに「これ買ってよかった!」って思った本なんです。

で、そういう感想を持ったことを数年経った今も覚えてるくらいに面白かった。

 

そういう感想を共有できるかもしれないと思うと、さらに嬉しい。

 

 

ランチを奢ったらオススメの本が届く新サービス

これ、社内ではじめようかな。

1000円程度のランチを奢ると、その人にあったオススメの小説が翌日お届けされるという…

本好きの人じゃないと利用してくれないかもしれないけど、これ結構面白いんじゃないかなー

 

小説は文庫で買ったら500円~800円くらいだから、金銭的にもあんまり損ないし。

部下への威厳も保てるし、オーダーメイドのオススメ小説がもらえるし。

 

ま、私、お昼は一人で食べたい派なんですけど。

 

 

ちょっとしたお礼に文庫本はピッタリ

読書が好きな人にしか適さないけど、ちょっとしたお礼のプレゼントに文庫本を渡すの、とってもオススメです。

 

美味しいお菓子もいいけれど、本はその人の身になるから。

小説との出会いって一期一会だし、それで人生が変わることもあるから、すごく意味のあるプレゼントになるんじゃないかなと思います。

 

どういう意図でこの本を選んでくれたのか…深読みしちゃったらキリないから、微妙な関係の人にあげるのはオススメしないけど。

 

今後、この上司にランチを奢ってもらうようなことがあれば、またオススメのミステリ小説プレゼントしたいなと思います。

七海ひろき 宝塚大劇場千秋楽

2019年2月4日、星組公演 霧深きエルベのほとり/ESTRALLAS の大劇場公演が千秋楽を迎えました。

 


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△公式からお借りしました

 

イコールそれは、七海ひろきの大劇場最後の日です。

 

七海ひろき 大劇場最後の日

何日も前から、「あと〇日で千秋楽か…」なんて思ってたんですが、いざ当日になると全然実感わかなくて。

 

Twitterで宝塚に向かう89期のOGさんのツイート見たり、入り待ちする真っ白な七海会の方々の写真見ても「あー、千秋楽だな」とは思っても実感わかなくて。

 

七海さんの白コーデのお姿見ても「うわ、めっちゃかっこいい」としか思えなくて。

 

もはや退団コスプレしてるんじゃ?みたいな。

 

 

狂いそうなほどの愛

実感を持てないまま進んでいく2/4でしたが、Twitterのタイムラインを追っていくなかで、ある気付きがありました。

 

宝塚のファンって外から見るとちょっと狂気的なところあるじゃないですか。

退団の白装束とか入出の待ち方とか。

 

外から見たら「ヅカオタマジやばwwwwww」みたいなこと沢山ありますよね。

 

やっぱり特殊な世界だし、私も宝塚にハマった当初はYouTubeで入出動画見て「かけ声すげえw」って思ってた口でした。

 

もちろん、応援しているうちにそれが普通になって、いつの間にか慣れている自分がいたわけですけど、今回、七海さんの退団があって、自分が「退団する生徒のファン」という立場になったわけです。

そうすると、ほんのちょっといつもと見え方が変わりました。

 

よく「今日は千秋楽!〇組の皆さんにとって良き日になりますように!」とか「千秋楽お疲れ様でした!〇組さんでこのお芝居見られて幸せです」とかTwitterで見かけることあると思うんです。

 

私のタイムラインにも流れてきます。

こういうの、いつもは流し見してるんですけど、2/4はこのツイート1つ1つがはっきり見えるようになったんです。

千秋楽だからとりあえず呟いてるとかじゃなくて、心の底から思ってることなんだなって。

何故なら自分がそうだったから。

 

千秋楽の空が晴天で、虹がかかって、神様も七海さんの卒業をお祝いしてくれてる、とか。

ムラに行けなかったからってファン失格なんかじゃない。みんなの七海さんを思う気持ちはムラまで届いてる!とか。

 

大袈裟ですよね。

大袈裟なんですけど、本気で思ってる。

 

そんなファンの心からの想いがタイムラインに溢れてて、こんなに想われてる七海さんてすごいなって思いました。

 

それと同時に、この七海さんへの愛って尋常じゃないなって。

 

七海さんと出会えて感謝、あの人のファンになれて良かった、七海さんを応援できて幸せ。

 

七海さんが好き好き大好き!じゃなくて、そこに触れていられた自分の存在すらも昇華してる。

 

自分含めて、ちょっと気が触れてるんじゃないかってたまに思います。

 

でも、この狂気との境目で爆発しているこの愛は、ただただ七海さんに幸せになってもらいたいという純粋な愛なんですよね。

 

あわよくば、という下心のない純粋な愛をこんなに沢山の人に抱かせる七海ひろきって本当にすごい。

 

日比谷に通り魔が現れて、入出のタイミングがもし被ってもきっとヅカオタは我先にとジェンヌさんを守りに行くんだろうな、って。ギャラリーしながらたまに思います。

 

 

大劇場退団挨拶

ちょっと話しがズレましたが、とにかく沢山の人が七海ひろきの退団を悲しんでるというわけです。

 

千秋楽の翌日、スカステのタカラヅカニュースで星組千秋楽の模様が放送されました。

 

実感はしてない。

七海さんが退団するなんていまだに信じられない。

 

そう思っていたのに「ブラボー、ブラボーー!!!」からツー…と涙が流れ始め、お芝居、ショー、他の退団者挨拶と気持ちが高まっていき、

 

「七海ひろきです。かいくん」

「はい!」

 

で、涙腺崩壊。

 

涙がとめどなく流れ、鼻水が出て、身体がブルブル震え、最終的には声をあげて泣きました。

お世辞にもキレイな泣き方とは言えませんでした。

 

実感してなかったのに、こんなに泣けるなんて。

こんな風に悲しみで泣くのは、うちのうさぎが亡くなった5年前以来。

 

七海さんのご挨拶、とても丁寧で心のこもった挨拶でした。

 

まず、冒頭に「宝塚に恋をしたんです」とおっしゃられました。

でも、恋をしたのは私も同じ。

私は宝塚に恋をした七海ひろきに恋をしました。

 

宝塚に真摯に向き合うあなたの姿に恋をしたのです。

 

本当に。

好きとか、尊いとか、そういうことじゃなくて「恋をした」が本当にしっくりくる。

 

ご挨拶で仲間とファンとお客様へ感謝を述べる時はそれぞれの方向に顔を向けられていて、七海さんらしいな、と思いました。

 

温かくて優しいご挨拶。

 

私は七海ひろきのファンでいられることが嬉しくてたまらない。

こちらこそありがとう。

宝塚で頑張ってくれて、出会ってくれてありがとう。

 

 

七海さんが宝塚からいなくなる

こんなに泣いたのに七海さんが退団するなんて実感わかない。(しつこい)

 

多分、次の公演で七海さんがいないの見ても「怪我で休演なんだろう」くらいに思うかもしれない。

 

私が宝塚を好きになったのと七海さんを好きになったのはほぼ同時だから、七海ひろきのいない宝塚なんて想像つかないんだと思います。

 

多分、七海ひろきが宝塚にいないという事実をまるっと飲み込むのは無理です。

色んなところで七海さんが宝塚にもういないという事実が積み重なって、いつかその事実を認められる日がくるのだと思います。

 

今はそんな日がくるなんて信じられないけど、引き続き東京の千秋楽まで精一杯応援したいと思います。

美弥るりかが退団する

いつの間にか、「七海ひろき お茶会」で検索すると1位表示されるようになっており、嬉しいやらおこがましいやら複雑な心境です。

 

七海ひろき退団に向け、遠征やらチケット確保にあくせく動いているヅカオタに、またしても大きな発表がありました。

 

美弥るりか 退団のお知らせ


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月組 2番手男役の美弥るりかさん(美弥ちゃん)が次の月組大劇場公演「夢元無双/クルンテープ 天使の都」で退団することが発表されました。

 

2番手男役の退団

美弥ちゃんは月組の2番手男役さんです。

2番手羽を背負った男役さんがトップスターにならずに退団していく、というのはあまり例がありません。

 

2番手のまま組替えすることはあれど、2番手=未来のトップスターというのが定説です。

 

それなのに美弥ちゃんは辞めてしまう。。

 

たまきちがトップスターに就任して早3年。

月組で上がるのは無理でも、他の組に落下傘してトップスターになるのではないか、とずっと思っていました。

 

いや、そもそも美弥ちゃんがトップスターにならない未来なんて想像したこともなかった。

 

心配していたことと言えば明日海さん望海さんと同じタイミングでトップスターとして並べるかなってことくらいだったのに。

 

 

摩訶不思議月組人事

私は月組ファンではないけれど、月組人事といえば摩訶不思議で有名です。

 

真咲さんと明日海さんをWトップとして並べたり、数少ない89期(かちゃと美弥ちゃん)を同列に置いたり、最近では花組からちなつさんを呼び戻したり。

 

美弥ちゃんが退団という道を選んだ今、「なんでたまきちより先に美弥ちゃんをトップにしなかった」という摩訶不思議な月組人事にまた1つ疑問が浮かび上がってきました。

 

たまきちがトップスターに就任したのは2016年。

今年で就任してから3年になります。

 

研10にも満たなかった若手のたまきちをトップスターにするより、順当に美弥ちゃんをトップスターにすれば良かったのでは?

 

美弥ちゃんとちゃぴの身長が云々、という声をTwitterで見かけましたが、たまきちと美弥ちゃんの身長差は4cm。

 

そんなの、ヒールでどうにかなるやろ!!!!!!

 

理想はトップスター美弥るりか、2番手珠城りょう

普通に考えて、真咲さんの後、美弥ちゃんトップスターにして美弥ちゃぴ。

ちゃぴの退団後に海乃美月をトップ娘役にして、美弥くらげで2作くらいで添い遂げして、たまきち&美園さくらのトップコンビにすれば良かったのでは?

 

どうしてたまきちをあんなに早くトップスターにする必要があったのか。

たまきちだってトップスターになれば退団が早まるし、色んなトップさんの下で勉強するのは必要だったんじゃないかと思う。

 

たまきちのことを考えても美弥ちゃんのことを考えてもそうしたほうが今よりもっと沢山幸せになれる人が多かったのではないだろうか。 

 

なんだかんだ言ったけど、ただ悲しいだけ

劇団にブーブー言ったりしましたけど、宝塚歌劇団から男役美弥るりかという存在がいなくなってしまうことが悲しい。ただそれだけなのです。

 

私が初めて美弥ちゃんを見たのは、星組アンナ・カレーニナをスカイステージで見た時。

きちんと認識したのは、太王四神記の女役。あとから調べて「あんなに可愛いのに男役なの!?」って驚いたのを覚えてる。

それからメイちゃんの執事の健人。ドラマでも漫画でも見た作品だけど、美弥ちゃんは遜色なく健人で、原作通りの年相応な感じがとても好きだった。めぐり逢いは再びのアジス様も民族衣装が似合ってて、わかばとのカップルがほんとに好き。

1789の教会での媚薬の場面。1階3列目上手で見た美弥ちゃんの色気は本当にやばかった。魂抜かれるかと思った。

 

美弥ちゃんが好き!って思って宝塚を見てきたわけではないけど、いつの間にか魅了されてて、月組だといつも美弥ちゃんを追ってたし、スカステで美弥ちゃんが出てるところがあれば録画してた。

 

美弥ちゃんがたまきちのことを「りょうちゃん」と優しい声で呼ぶのが本当に好きだった。

 

そんな美弥ちゃんが宝塚歌劇団から去ってしまう。

まだまだ色んな作品で輝く美弥ちゃんが見たかった。

 

けれど、タラレバ言ったって仕方ないのはわかってる。

 

美弥ちゃんがトップスターだったら、アンナ・カレーニナも瑠璃色の刻もなかったわけだし、BADDYのスウィートハートにメロメロきゅんにさせられることもなかったわけだから。

 

美弥ちゃんが選んだ現実を受け止めて、千秋楽まで応援したいと思います。