コレクションのハナシ
先日テレビに蝶々コレクターのおじいさんが出ていました。
数億円かけて世界中の蝶々を集めたらしいです。
換算したらいくらだ!?なんてやってましたけど、そんなことよりおじいさんが死んだらそのコレクションどうすんだ!ってことのほうが気になりました。
処分しなきゃいけない奥さんは大変ですね
さて、私も子供の頃からコレクションしているものがあります。
マッチです。
小4の時に和歌山にクエ鍋食べに行ったんですが、そこの料理屋さんのマッチをなんとなく記念に持ち帰ったのがはじまりでした。
それから家族でごはん食べに行った時とかに持ち帰っていたら、自然と増えまして、いつの間にか蒐集するようになっていました。
まあ、いうても小学生だったので、ほとんど集めてきたのは父ですが。
マッチというと、パッケージの芸術性ばかりフォーカスされがちですが、私はマッチの形状や軸と火薬の色に重きを置いて集めていました。
私が好きなのは軸が長いもの!
葉巻用のシガーマッチは軸が長くて好きです。
中学以降、しばらくマッチから離れていたのですが、大学入って一人で色んなところに行けるようになってからは、思い出したようにマッチを集め、マッチ好きを公言していましたら、彼氏がマッチを集めてきてくれるようになりました(いっつも人任せですね)。
先日、講座の課題のエッセイにマッチのこと書いたんです。
それでもうちょっと本格的にマッチ集めてみようかなーと思っていたところ、彼氏が喫茶店巡りがしたいと言い出し、これ幸いとマッチを求め中央線に乗り込みました。
創業何十年っていう昔からある喫茶店を数件回ったんですけど、マッチを置いてないとこのほうが多いようです。
やっぱり需要ないからなのかしら。
チャッカマンあるし、喫煙者も減りつつあるものね。
結局、5件まわって常備してあるのは1件だけでした。
それでも「マッチありますか?」って聞かないと出てきません。
最後に入った西荻窪のCoffee Lodge DANTE
お聞きしたら、常備はしてないそうなんですが、開業時に記念に作ったマッチが最近倉庫から出てきたそうで、その貴重なマッチを譲ってくださいました!
私好みの長軸マッチ!
注文した当時はすごく高かったそうです。
このマッチ、手作りで軸の素材にもこだわってるんだそう。
火をつけた時に軸が燃えて落ちないようになっているんだとか!
もったいなくて火つけれないよ!
小学生の時に、軸黒、火薬白のマッチは持っていたんですが、それと比べると、軸の黒色に味があるんですよね。
本当の真っ黒じゃなくて、藍色ぽかったりして全て少しずつ色が違うんです。
手作りゆえの美しさでしょうか。
自分で言うのもなんですが、モノの良さがわかっていなさそうな若い小娘にこんな貴重なマッチをくださって、本当に感謝感謝です。
ありがとうございました!大事にします!
こちらのお店、店内での携帯電話の使用が禁止なので、写真は撮れなかったのですが、私はブレンドとバームクーヘンをいただきました。
コーヒーは最近まで飲めなかったので、詳しくないのですが、1つ前の店で飲んだモカマタリより苦味と酸味があって、甘めのバームクーヘンに合っていました。
店内は静かで落ち着いた雰囲気。
一人で来て本を読んでらっしゃる方が何名かおりました。
今日は台風で人が少なかったのもあるかもしれませんが、長居するのを許されてる感じがしました。
私も次回は一人で行って読書でもしようかな。
ああ!
コレクションのハナシをしようと思ったのに、いつの間にかただのお店紹介になっている…