変人日記

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物書き志望のヅカオタの雑記帳

勃発!電車座席権利戦争

私は通勤で電車に一時間ほど乗る。

 

乗り換え無しの一本なのでなるべく座りたいと思ってる。

 

誰がどこで降りるかを把握して虎視眈々と座席を狙っている。

 

それは、私だけじゃなく電車に乗り合わせた過半数がそうであろう。

 

でも、降りてくる人がいる中を押し退けてまで座りたいとは思わないし、車内でダッシュして座りたいとまでは思わない。

 

それでも、電車の座席に座るのに必死になってる人もいるわけで。

本日、そんな通勤電車の座席権利争いに勝手に巻き込まれて非常に不快な思いをしたので記録しておきます。

 

これを読んで身に覚えのあった方は行動を改めて頂けますよう、お願い致します。

 

 

 

さて、事の始まりは本日午前8時すぎ、私が電車に乗った時間まで遡ります。

 

私はいつも同じ電車の同じ車両に乗っているのですが、今日は車内のメンツが少し違っており、4割の確率で座れる座席も空いていませんでした。

 

立っている人もいつもより多く、途中で降りるのがわかってるメンツの前には既に人が立っており、私は半ば諦め気味にスマホをいじっていた女性の前に立ちました。

 

 

▼最初の位置関係

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 扉   女性①  女性②  女性③  男性

                           私     サラリーマン

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つり革を掴んで友人とLINEをしておりましたら、1駅、2駅と進み、段々電車には人が増えてきて各個人のパーソナルスペースはかなり狭くなってきました。少し揺れたら誰かと肩がぶつかるくらいの距離感です。

 

そして5駅ほど過ぎた頃でしょうか。

今回の事件を起こす、ある人物が乗り込んできたのです。

 

60代くらいでしょうか。お化粧をばっちりして、いかにもおでかけします、といった出で立ちのお上品なおばさま。

トートバッグサイズのかばんを2つ持っていました。

 

そのおばさまは、人を押し退け押し退け、少しの隙間もなかった私とサラリーマンの間に割り込んできたのです。

 

「ごめんなさいねぇ」と言いながら割り込み、網棚に2つの荷物をどうにかのせました。

 

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扉   女性①    女性②    女性③     男性

       女性         私      おばさま    サラリーマン
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サラリーマンとの間に入ってきたので、私もサラリーマンも人混みの中、少しずつずれてこの位置に収まります。

 

車内は混んでますから、強引に割り込んできたおばさまに「ここ入ってくるか?」とは思いつつも、混んでるからなァくらいに思って友人とのLINEを続けました。

 

そして次の駅に着いた時、事件は起こったのです。

 

 

まず、私の真ん前に座っていた女性②が降りました。

この人の降りる駅はチェックしてなかったので、ラッキーです。

 

私は彼女が降りれるようにスペースをあけ、そのまま座ろうとしました。

 

扉近くで人の流れもあるのでサッと座ってスペースを空けるのが賢明です。

 

もちろん、今日もそうしようとしました。

 

 

肩にかけていたかばんを胸の前に寄せ、座ろうとお尻を下げたら

 

座れないんです。

 

 

私の体が何故か斜めになっているのです。

 

 

予想外の出来事に一瞬理解が出来ませんでした。

 

状況を把握しようとよく見ると、例のおばさまが私にもたれかかってきているのです。

 

まだ電車は発車していませんでしたが、揺れて態勢くずしたのかな?と思ってると

 

「足入っちゃった」「足入っちゃった」と繰り返すおばさま。

 

足?と思って下を向くと私のお尻の下、というかお尻の横におばさまの膝が入っているのです。

 
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赤:おばさま

青:私

灰色:元々座ってた人たち

 

人に押されて、バランスを崩して膝を置いたのか…?

 

そう思ったのと同時におばさまが膝を抜いたので、私はストン、と座席に。

 

ここまでで6秒くらい。

 

予想外の出来事にぽかんとしていると頭上からおばさまの声が。

 

 

「あらァ、座れなかったわ」

 

 

…え?待って待って

 

まさかとは思うけど、もしかして膝で席取ったってこと…?

 

と驚いたのもつかの間

 

「女性って怖いわねェ」

 

……………え?

 

 

状況を確認すると、私が席に座ろうと後ろを向いた一瞬の隙に、席に座りたくて必死だったおばさまは膝を突っ込んだと。

 

だけど、そんなこと知らない私は普通に座るわけですから、おばさまの足が邪魔で座れず、体が斜めになり、おばさまはバランスを崩し私にもたれかかってきた、ということ、か。

 

 

…ドン引きです。

 

 

ドン引きですよ、おばさま。

 

 

 

そして私が席を奪ったとでもいうような台詞。腹が立つとかそういう感情はなく、ただただ呆れます。

 

女性って怖いわねェ

ってそれまさに私の台詞なんですけど。

 

 

いっそ席譲ってやろうかと思いましたが、脳内の状況把握に時間がかかり、少し時間が経ってたので無視を決め込むことにしました。

 

恥ずかしくて私を悪者にしたのかもしれないですけど、正直気分悪いです。

 

 

そうこうしてると、事件があった2つ先の駅で、私の両側の席が空きました。

おばさまは隣のサラリーマンに「いいかしら?」と断って座ったんですけど、座る直前に

 

「醜い争いしちゃったから…オホホ」

 

 

 

醜い争いしたのはあなただけですけど

 

 

 

 

 

座りたい気持ちはわかりますけど、膝で席取るって非常識だと思います。

 

「はあ?俺の方が先とったし」

とほんのちょびっとの差で権利を主張してる小学生男子と同じです。

 

 

しかも、最後まで私に罪をなすりつけるって、怒りよりも驚きと呆れしかないです。

 

若い人は席を譲らないとか、老人は譲ってもらって当たり前だと思ってるとか、各世代ごとに色々言われてますが、年齢どうこうじゃなくて、その人の意識の問題でしょ。

 

今回のおばさまは「おばさま」と私に呼ばれるくらい年齢を重ねているにも関わらず、こういった行動をとったわけですけども。

若い人がやってても引きますけど、もう何十年も生きてきてるおばさまがやるには、幼稚で恥ずかしい事をしたと思って頂きたいな、と思います。

 

どうしても座りたいなら特急に乗ってください。