【はじめての相席屋】相席屋とはこういうところだ!
この変人日記というブログは、タカラヅカへの愛を叫ぶことをメインにしているブログなんですが、何故か「ボーイズバー」で検索して入ってくる人が多いんです。
自分でもちょっとびっくりしてるんですけど、「ボーイズバー興味ある人結構いるんだな」と同時に、ボーイズバーのこと書いてる記事少ないんだなァと思ったわけで。
で、今日はそのボーイズバーに行くきっかけになった相席屋にとうとう行ってきたんで、相席屋について書こうと思います。
相席屋に行こう
最初は相席屋に行くつもりなんてなかったんです(匿名希望さん)
先日、思い立ったが吉日!とばかりに友人が大阪からぴゅーっと東京に無計画でやってきました。
朝から上野で人間の隙間からパンダ覗いたり、スカイツリーの足元でピザ食べまくったりしてたんですけど、夜になって行くところがなくなったんです。
昼のピザはまだ腹の中でふんぞり反ってるし、カラオケとかゲーセンという気にもならない。
しかも、友人は思い立ったが吉日で来たもんで、新幹線の早割とかそういうお得なアレコレは使わずに旅費を定価で支払ってるわけです。
つまりあまりお金は使いたくない。
そこで思い付いたのです。
「そうだ!相席屋に行こう!」
と。
相席屋とは
相席屋とは読んで字のごとく、相席する店です。
見知らぬ素人男女がランダムにくっつけられ、1つのテーブルで酒を酌み交わすという、今流行りの新スタイルの居酒屋です。
お見合いおばさんも真っ青!
料金はこちら
▼女性
※私が今回行った池袋店は相席してない時のフードは有料だそうです。
▼男性
飲み放題食べ放題ですが、お酒はドリンクバー形式、
食べ物はビュッフェ形式と注文式の2パターンあります。今回私が行った池袋の店舗は注文式でした。
はじめての相席屋
私たちが訪れたのは土曜日の夕方、もうすぐ18時になろうかという時分。
はじめて行くからには、と相席屋アプリなるものをインストールし、店舗の混雑状況等、下調べをしてから行きました。
ちなみに今回我々が訪れたのは池袋の店舗。
駅からも近く、わかりやすいところにあります。
ボーイズバーに行くきっかけになった新宿歌舞伎町の相席屋は22時前で激混みでしたが、今回は時間が早いこともあって並ぶこともなく、すんなり案内されました。
印象的だったのは、店頭でシステムを説明してもらった最後に言われたこの言葉。
「男性は料金が発生していることを決してお忘れにならないように」
この言葉とその後の店内の様子を見て確信したのです。
ここは婚活の場ではない。
即席キャバクラ
なのだ、と。
相席屋は即席キャバクラ
早い時間ということもあって、店内には女の子のみのテーブルが多く、男性客の数はわずか。
私たちもすぐには相席にならなかったのでしばらく店内を観察することに。
▼観察結果
女性:20代前半(入るときに身分証確認されるよ)
→若い子が多い印象。しかし、派手な子ばっかりではない。
男性:20代半ば~30代前半
→女性より年齢層は高め。若者らしく騒いでるような人は少ない。
女性の方が若いから、というのももちろんあると思うんですが、
無料で飲み食いしてる=間接的に男性に払ってもらってる
という意識があるからか、女子も結構頑張ってる(ように見える)。
右のテーブルは若さを売りに「え~♥️」などと言いつつキャピキャピし、左のテーブルはトークと明るさを売りに酒を飲んでいる。
タバコ吸う人が来ても断れないよなァ、とげんなりしつつも、
左のテーブルの女の子たちがガンガンフードを頼んでるのを見て、我々も相席になったらフードを頼ませなければ、と謎のキャバ嬢意識が芽生えました。
※時間制の料金設定だから別にフードを頼んだところで店に金は入らない。
いざ、相席
10分ほど経ったところで、店員さんが「次、相席になるので準備お願いします」と伝えにきてくれました。
「カッコいい人だといいな」とかではなく、
「タバコ吸わない人でありますように!」
「変な人じゃありませんように!」
と心の中で祈りながら居住まいを正します。
そうしてやってきた一組目の相席者がこちら。
▼Aさん
30代半ば。北海道出身。Bさんとは高校の同級生。
今日は飲み会前に時間が余ったから相席屋に初参戦。
▼Bさん
同じく30代半ば。北海道出身。Aさんとは高校の同級生。Aさんと同じく相席屋ははじめて。
顔は薄めで全く記憶に残ってない。
まずは顔を見合せ会釈。期待と不安と緊張が入り交じります。
第一印象は大人の男性、といった感じで悪くない。
そして乾杯。
出身地やそれぞれの関係性、年齢、仕事、お酒の好き嫌いなど定番の質問をしつつされつつ、後半はAさんの最近あった面白い話を聞くことに。
1ターン30分なのでその間女性から席を立つのはNG。あくまでもお金を払ってる男性に主導権があります。
彼らはこの後飲み会があることもあり、20分ほどで席を立つことになったんですが、最後の最後にやってきた難関が
LINE交換
別に減るもんではないけれど、特に増やしたくないというのが本音。
彼らは20分話した限りは良い人だったのですが、基本的に我々は知らない人と飲んだりするのはあまり好きではないので、LINEを交換し、その後誘われたところで行かない可能性が高い。というか100%行かない。
その上に友人は東京で働いている設定にしていたのでバレると面倒くさい。
(設定を作りたがるのは女の性でしょうか?)
加えて、私のスマホは電池残りわずか。
(わずかと言いつつ、30%くらいはあったけど)
しかし、店員のあの言葉が頭をよぎる
「男性は料金が発生していることを決してお忘れにならないように」
というわけで、私は充電がないことにし、友人だけ交換しました。
…ええ、本当に申し訳ないと思っております。
そして彼らは去って行ったわけですが、はじめての相席にしてはなかなか良い人があたったんじゃないかと思います。
タバコも吸わなかったし、騒いだり、プライベートに踏み込むこともなかった。
我々も喋り役(私)と綺麗どころ(友人)、とキャラを分け、即席キャバ嬢としてそこそこ頑張ったと思います。
謎の達成感にうち震えていると店員さんが「次も相席されますか?」と聞いてくれました。
どういうタイミングがで帰ればいいのかな、と思ってたので、確認してくれるのはありがたいですね。
ひとまず、我々は相席続行を希望することにしました。
相席2組目
1組目の時は何故か友人も東京に住んでる設定にしたので、どこ住んでんの?とか会社どの辺?とかの質問に答えるのに大変難儀しましたので、2組目は年齢を誤魔化すだけにしました。
そんな嘘つきコンビと次に相席になっちゃったのがこちら
▼Cさん
26歳。関西出身。相席屋はしょっちゅう来てる。
今日は男同士の飲み会のあとに参戦。
▼Dさん
26歳。同じく相席屋はしょっちゅう来てる。
Cさんの会社の同期。同じく飲み会あとに参戦。
我々は25歳と年齢詐称したので、「1つ上ですね」と言いましたが、実際は1つ下ですね。
彼らは既に酒が入っていた上に年が近いのもあって喋りやすく、延長してくれて2ターン(1時間)同席しました。
1組目よりも楽しい空間をご提供出来たのではないかと思います。
ちなみに、私たちがキャバ嬢ぶって店のために頼まねば!と思ってたフードもガンガン頼んでくれました。
なお、フードは見たところほぼ冷凍食品です。
少し打ち解けたこともあり、いくつか相席屋について質問してみることにしました。
Q,相席屋にはよく来るの?
A,男同士で飲んだ後の二次会としてちょくちょく来る。気分転換に女の子と喋りたい。
Q,失敗したなぁ、って思った相席はあった?
A,失敗というか、全然喋らない女の子とあたったことはある。やっぱり楽しくお喋りしたい。
Q,相席屋で出会った女の子と進展したことは?
A,LINEの交換することは多いけど、連絡しても大体スルーされる。それでもめげずにLINEは交換する。
このCさんDさんとは友人も楽しく喋れたようで、最終的は我々二人ともLINEを交換しました。
ただ、最初の「よろしくね」スタンプ以降、やり取りはしていません。
案の定、彼らとのトーク部屋はLINEの隅に追いやられ忘れ去られることでしょう。
相席屋は暇つぶしにオススメ
相席屋は「出会い」というよりは暇つぶしにオススメだと思いました。
今回相席した二組はどちらもとても良い人だったので、ちゃんとLINE交換して積極的にやり取りすれば恋愛に繋がる可能性があったんじゃないかな、とも思います。
中には、そのまま連れ立って出ていったグループもあったので、相席屋カップルも少なくないのかな、と。
とは言え、1時間あるかないかくらいの時間を共にするだけですから、相席屋での印象が良かったからといって、安易に外で会ったりするのはどうかと思います。
※身分証は確認してるけど
男性にちやほやされたい女の子やお金がピンチな子、あとは暇つぶしにはいいかと思います。
私は今回はじめて行きましたが、大体LINEは聞かれると思うので、本当に交換したくない人は充電無しの状態にしていくといいかと思います。
(ポータブル充電器を持っていくのを忘れずに)
是非あなたも素敵な相席屋ライフを。