変人日記

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物書き志望のヅカオタの雑記帳

七海ひろき 宝塚大劇場千秋楽

2019年2月4日、星組公演 霧深きエルベのほとり/ESTRALLAS の大劇場公演が千秋楽を迎えました。

 


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△公式からお借りしました

 

イコールそれは、七海ひろきの大劇場最後の日です。

 

七海ひろき 大劇場最後の日

何日も前から、「あと〇日で千秋楽か…」なんて思ってたんですが、いざ当日になると全然実感わかなくて。

 

Twitterで宝塚に向かう89期のOGさんのツイート見たり、入り待ちする真っ白な七海会の方々の写真見ても「あー、千秋楽だな」とは思っても実感わかなくて。

 

七海さんの白コーデのお姿見ても「うわ、めっちゃかっこいい」としか思えなくて。

 

もはや退団コスプレしてるんじゃ?みたいな。

 

 

狂いそうなほどの愛

実感を持てないまま進んでいく2/4でしたが、Twitterのタイムラインを追っていくなかで、ある気付きがありました。

 

宝塚のファンって外から見るとちょっと狂気的なところあるじゃないですか。

退団の白装束とか入出の待ち方とか。

 

外から見たら「ヅカオタマジやばwwwwww」みたいなこと沢山ありますよね。

 

やっぱり特殊な世界だし、私も宝塚にハマった当初はYouTubeで入出動画見て「かけ声すげえw」って思ってた口でした。

 

もちろん、応援しているうちにそれが普通になって、いつの間にか慣れている自分がいたわけですけど、今回、七海さんの退団があって、自分が「退団する生徒のファン」という立場になったわけです。

そうすると、ほんのちょっといつもと見え方が変わりました。

 

よく「今日は千秋楽!〇組の皆さんにとって良き日になりますように!」とか「千秋楽お疲れ様でした!〇組さんでこのお芝居見られて幸せです」とかTwitterで見かけることあると思うんです。

 

私のタイムラインにも流れてきます。

こういうの、いつもは流し見してるんですけど、2/4はこのツイート1つ1つがはっきり見えるようになったんです。

千秋楽だからとりあえず呟いてるとかじゃなくて、心の底から思ってることなんだなって。

何故なら自分がそうだったから。

 

千秋楽の空が晴天で、虹がかかって、神様も七海さんの卒業をお祝いしてくれてる、とか。

ムラに行けなかったからってファン失格なんかじゃない。みんなの七海さんを思う気持ちはムラまで届いてる!とか。

 

大袈裟ですよね。

大袈裟なんですけど、本気で思ってる。

 

そんなファンの心からの想いがタイムラインに溢れてて、こんなに想われてる七海さんてすごいなって思いました。

 

それと同時に、この七海さんへの愛って尋常じゃないなって。

 

七海さんと出会えて感謝、あの人のファンになれて良かった、七海さんを応援できて幸せ。

 

七海さんが好き好き大好き!じゃなくて、そこに触れていられた自分の存在すらも昇華してる。

 

自分含めて、ちょっと気が触れてるんじゃないかってたまに思います。

 

でも、この狂気との境目で爆発しているこの愛は、ただただ七海さんに幸せになってもらいたいという純粋な愛なんですよね。

 

あわよくば、という下心のない純粋な愛をこんなに沢山の人に抱かせる七海ひろきって本当にすごい。

 

日比谷に通り魔が現れて、入出のタイミングがもし被ってもきっとヅカオタは我先にとジェンヌさんを守りに行くんだろうな、って。ギャラリーしながらたまに思います。

 

 

大劇場退団挨拶

ちょっと話しがズレましたが、とにかく沢山の人が七海ひろきの退団を悲しんでるというわけです。

 

千秋楽の翌日、スカステのタカラヅカニュースで星組千秋楽の模様が放送されました。

 

実感はしてない。

七海さんが退団するなんていまだに信じられない。

 

そう思っていたのに「ブラボー、ブラボーー!!!」からツー…と涙が流れ始め、お芝居、ショー、他の退団者挨拶と気持ちが高まっていき、

 

「七海ひろきです。かいくん」

「はい!」

 

で、涙腺崩壊。

 

涙がとめどなく流れ、鼻水が出て、身体がブルブル震え、最終的には声をあげて泣きました。

お世辞にもキレイな泣き方とは言えませんでした。

 

実感してなかったのに、こんなに泣けるなんて。

こんな風に悲しみで泣くのは、うちのうさぎが亡くなった5年前以来。

 

七海さんのご挨拶、とても丁寧で心のこもった挨拶でした。

 

まず、冒頭に「宝塚に恋をしたんです」とおっしゃられました。

でも、恋をしたのは私も同じ。

私は宝塚に恋をした七海ひろきに恋をしました。

 

宝塚に真摯に向き合うあなたの姿に恋をしたのです。

 

本当に。

好きとか、尊いとか、そういうことじゃなくて「恋をした」が本当にしっくりくる。

 

ご挨拶で仲間とファンとお客様へ感謝を述べる時はそれぞれの方向に顔を向けられていて、七海さんらしいな、と思いました。

 

温かくて優しいご挨拶。

 

私は七海ひろきのファンでいられることが嬉しくてたまらない。

こちらこそありがとう。

宝塚で頑張ってくれて、出会ってくれてありがとう。

 

 

七海さんが宝塚からいなくなる

こんなに泣いたのに七海さんが退団するなんて実感わかない。(しつこい)

 

多分、次の公演で七海さんがいないの見ても「怪我で休演なんだろう」くらいに思うかもしれない。

 

私が宝塚を好きになったのと七海さんを好きになったのはほぼ同時だから、七海ひろきのいない宝塚なんて想像つかないんだと思います。

 

多分、七海ひろきが宝塚にいないという事実をまるっと飲み込むのは無理です。

色んなところで七海さんが宝塚にもういないという事実が積み重なって、いつかその事実を認められる日がくるのだと思います。

 

今はそんな日がくるなんて信じられないけど、引き続き東京の千秋楽まで精一杯応援したいと思います。