変人日記

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物書き志望のヅカオタの雑記帳

星組千秋楽 七海ひろき宝塚卒業の時

2019年3月24日、星組の東京千秋楽にともない、七海ひろきさんが宝塚をご卒業されました。

 

ご贔屓の七海さんの退団公演ということで、普段しない遠征をして、元旦の宝塚初日から東京千秋楽の3月24日までおよそ3ヶ月。

霧深きエルベのほとり、ESTRALLASを追い続けました。

 

普段、東京でしか見ないので、3ヶ月は長いなって気持ちもあったのですが、今振り返ると、あっという間でした。

 

初めての入り待ち

千秋楽当日の朝、初めて入り待ちをすることにしました。

ライブビューイングのチケットは取れていたものの、11時公演のチケットはないし、出待ちまでする予定だったのでちょっとキツイかなとも思ったんですが、やっぱり後悔したくなかったので。

最後のお姿をしっかり目に焼き付ける為、朝5時起床。

 

入り待ち、何時に行ったらいいかわからなかったので調べまくったんですが、人によってもバラバラみたいなので、ちょっと早めに向かいました。

 

▼私の場合

6:50 有楽町到着

6:57 劇場前到着

7:35 出演者続々登場

7:45 退団者登場

8:00 七海さんご登場

 

ざっくりと大体こんな感じでしょうか。

 

7時前には劇場についたものの、既に退団者以外のガードは出来上がっていて、ギャラリーもかなりいらっしゃってました。

それでも、ギャラリー1列目で拝見できたので、予定より早い電車に乗っておいて本当に良かったです。

 

入り待ち、良いですね。

単純に朝だから明るくてよく見えるし、出待ちと違って何時に出てくるかわからない、みたいなのがないので、待ってる方も気持ち的に楽です。寒い中何時間も待ち続けるのは結構しんどいので。

 

入りのお兄さま

宝塚の時はニット姿がリアル花沢類だと大賑わいでしたが、東京の入りは白のタキシード姿でした。

 



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本当にキラキラと輝いてらっしゃって、眩しいほど。

 

ここまできても退団するなんて信じられないくらいでしたが、目には自然と涙が込み上げてきていました。

 

誰が言ったか、千秋楽はファンとの結婚式。

 

確かに真っ白いタキシード姿は、そのままチャペルを歩けそうな装い。

会の方も真っ白なお洋服で七海さんを見守ってらっしゃいました。

 

宝塚を見始めた当初、千秋楽の白装束は「なんだこれ、やべーやつか」って思ってたんですけど、今はこの白い空間がとても綺麗に見えます。

 

結婚式。すごく納得です。

終わりの日じゃなくて新しい始まりの日でもあるんだな、としみじみ思いました。 

 

 

ライブビューイング

今回、運良くライブビューイングのチケットが取れました。

当落発表の日、落選された方が予想以上に大勢いらっしゃって「ひろき恐ろしい子…」なんて思ったのですが、うちの母もハズれてました。

私が2枚取れていたので良かったですが、ライブビューイングのチケットさえも入手困難にする星組…需要に対して供給が追いついていないですね。

 

ライブビューイングで観劇4回目でしたが、千秋楽ということもあって気迫が凄かったです。

オリバー(麻央)のアドリブで泣かされたり、力強く「あばよ!!!!!」する七海ひろきに泣かされたり…

 

数十年ぶりの再演とのことでしたが、この星組でこのお芝居が見れたこと、本当に幸せです。

ウエクミありがとう…!

 

ショー、ESTRALLAS。

こっちはNHKでも放送されてたんで、それこそ何回見たかわからないくらい見てるんですが、相変わらず良かった。

 

七海さんのポップスターからの場面、本当に舞台が温かかった。くらっちもめちゃくちゃ優しい笑顔で、見てるだけで幸せで泣きそうでした。。

七海さんは泣かれるのかな…なんて思ったのですが、そんなことはなく、力強く歌ってらっしゃいました。

 

前日まではうるうるしてたとtwitterで見かけたので、千秋楽は泣かないと決めてらっしゃったのかもしれないですね。

 

星サギの場面からは、胸にお花をつけてらっしゃって…

ああ…七海さんが退団者なんだな、と実感させられました。

 

その後の黒燕尾とかもめちゃくちゃかっこよかったんですが、夢のように過ぎていってしまって正直、ほぼ記憶にありません。

 

最後のご挨拶

お花は青いリボンのかかった白薔薇の花束。

お花渡しはしーらんでした。

 

私の七海さんの好きなところの1つに「1本筋が通っているところ」というのがあります。

 

人って、その時その時で意見が変わったりすることもあるんですけど、七海さんて意志がしっかりしてて、ブレないんです。

私は周りの顔色見て意見を変えちゃったりするので、七海さんのそういうところ尊敬しているんですが、この千秋楽のご挨拶にも七海さんの一貫性のある想いが詰まってました。

 

特に印象的だったのが、「宝塚に恋をした私はファンの方々に愛を教えてもらった」というところ。

 

宝塚大劇場の方では「宝塚に恋をしました」と言っていたので、そこと繋がっているわけです。こういう物語性を持たせるのが上手なところも七海さんの魅力の1つ。

 

ファンをこれだけ大切に想ってくれて、そして感謝の気持ちをこれでもかと言うくらい伝えてくれる。七海さんを好きになってよかった、と心から思わせてくれる、それが七海ひろきです。

 

出待ち

ライブビューイング会場からダッシュで日比谷に向かったんですが、20時前についた時はもう人でいっぱいでした……

並べたのはギャラリーの7列目くらいで、時間が経つにつれてどんどん人が増えて、シャンテ前の通路塞ぎ切っちゃうんじゃないかと心配したくらい。

ギャラリー10列は越えてました。

 

風が吹いててすごく寒かったんですが、ギャラリーの中は全然寒くなかったです。そのくらいすごい人だった。

 

退団者も人の間からチラッと見えるくらいで、華鳥礼良ちゃんは一切見えませんでした…

 

お兄さまはどうにか頑張って見ることが出来ましたが、それも一瞬で…後半はビデオを撮っている方の画面を後ろから覗かせて頂きました。

 

本当に一瞬でしたが、寒い中待って良かった。

 

入りから出まで、およそ14時間。

七海さんのために費やした1日はとても充実していました。

 

七海ひろきを好きになれて

このブログを書いている今、もう七海さんは宝塚歌劇団の生徒ではありません。

 

公式ホームページの星組メンバーの中からもお名前が消えてしまいました。

でも、退団されてなおもファンの心の中に強烈な存在感を残したままです。

 

ゆっくりお休みしたら、またみんなの前に戻ってきて欲しい。そんな日が来るのを楽しみに待っています。

 

七海ひろきに会えて本当に良かった。

宝塚に再会して、七海ひろきを見つけたあの時の自分に感謝したい。

 

16年間お疲れさまでした。

これからもずっとずっと大好きです。