辛かった就活の思い出が社会人4年目にして報われた話
自分で言うのもなんですが、
私は本当に就活で苦労した
目指す業界もやり方も人によりけりだから比べるべきではありませんが、今のところ私より多くの企業を受けた人には会ったことがありません。
当時、2つ上の先輩が150社受けてて
「すごい、妥協せず頑張ったんだ」
と思ったのと同時に
「先輩(細くて美人で仕事も出来る)でもそこまでやっても受からないんだ」
と思ったのをよく覚えています。
当時は経団連の云々がまだ緩く、3年の12月頃から合同説明会が始まりましたが、最終的に私は翌年の11月末まで休みなく就活をしていました。
およそ1年。
前にブログに書いた通り、サークルではいくつも役職に付き、学外の団体でも幹部をやったりと、意識高い系とまではいかなくても「色々やってたのよ、どやぁ!」的な学生でしたので、ESは比較的通りやすかったです。
アピールポイントが明確で話すことが多かったのはよかったですが、そこに頼りすぎたのと、それにより無駄についた自信とプレッシャーに苦しめられたのも事実です。
それに、私は非常に緊張しいで、友人10人の前で何か発表するんでも緊張して声がうわずるような小さい人間なもので、知らない大人と二人きり…ましてや1対10なんかにされたら噛みまくりーの、沈黙が怖くて余計なこと言いーので、面接で落ちることが多かったです。
夏以降、みんなが決まっていく中、
内定が1つも取れない私は2週に1回くらい発狂してました。ウイスキーのストレートをジョッキで一気して死にかけたりもしました。
業界を絞っていたので、その中で小さいとこから大きいとこまで手当たり次第(でもないけど)に受け、就活がようやく終わった時、恐る恐る受けた企業を数えたら、
その数まさかの
220社
(具体的な数は忘れちゃったけどこれくらい。少なくとも200は越えてた)
エントリーシート出したとこだけでこの数。
説明会行っただけとかは含みません。
いつの間にか先輩の150を優に越えていました。
驚愕。
そんな中、就活生活後半で3次面接まで進んだ出版社がありました。
その時期の私の第一志望でした。
二次面接をしてくれた社員さんとは話も弾んで、向こうからアドバイスくれたりとかなり好印象。うちの部署来てね!って言ってくださったくらい。
進んで行く中で友達も出来て「同期だね!」なんて話もしてたのですが、
三次面接が1対10くらいで蛇に睨まれたカエルのように萎縮しまくり噛みまくりで呆気なく散りました。
そんな第一志望だった出版社に、営業に行ってきたのです。
憧れのあの企業に入れるなんて!と、アポが決まったときからワクワクし、社内に入れたことで浮かれてたら、
会ってくださったのが思ったよりお偉いさんでガチガチに緊張して噛みまくってうまく伝えられないという結果に。
それでも、終わってカフェで昼食をとりながら一息ついた時、
あの、辛くて辛くて苦しかった就活が報われたような気がしたのです
今日会ってくださった方が就活時のことを聞いてくれたから(先に受けたこと言った )かもしれませんし、取引先として関われる(かもしれない)からかもしれません。
何にしろ、出版とは全く関係ない今の企業に入って、こうして提案させてもらえる機会が出来たことが、本当に本当に嬉しかったのです。
当時はあの企業に入らなきゃ!絶対入りたい!と思い詰めていたし、今でも戻れるなら就活やり直したいと思っていたのですが、今日提案に行ってどんな形でもその会社と仕事ができるということに今更ながら気付いたのです。
正しくは知っていたけど理解してなかったでしょうか。
今日、身を持って体験して、自分の中にストンと落ちてきました。
就活で苦しんでた自分に、
そこには入れないけど、そこと仕事してるよ
と伝えてあげたいです
(まだ提案したとこだけど)