変人日記

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物書き志望のヅカオタの雑記帳

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 感想

七海会の友人にお願いして、Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 / Killer Rougeのチケット取り次いで頂きました…!

 

記事書いてたらうっかり日本青年館千秋楽の日になってしまったけれども。

 

 

 

というわけで、今回最初で最後の観劇です。

午後休とって見に行ってきたので、感想をしたためたいと思います。

 

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

お芝居は台湾の布袋劇を舞台化したもの。

今回はその再現度の高さが話題になっていました。

 

台湾の布袋劇もありますし、日本でもアニメ化されているので、予習していく方も多かったようですが、私は予習せずに観劇。

 


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左から

凜雪鴉 : 紅ゆずる

丹翡 : 綺咲愛里

捲殘雲 : 礼真琴

殤不患 : 七海ひろき

 

原作知らない私でも、お衣装もビジュアルも再現度高すぎだってのはよくわかります。

原作モノは「あくまでも原作なだけで、舞台化するにあたってストーリーが変わってます」とか言ってもやっぱり原作ファンは再現度を重視しますし、彼らから反感を買うとやりずらいですから、なるべく近付けるのが理想です。(別に累の話を引っ張ってるわけじゃないよ…)

 

今回は原作ファンからも非常に高評価だったようで、ヅカファンとしても一安心です。

 

 

▼あらすじ 

人間と魔物がいる世界。

人間は長く続く魔物との戦いに終止符を打つため、深誨魔械という武器具を作り出す。その中で魔物の王を滅するのに使ったのが「天刑劍」。天刑劍はその身をもって魔物を封印し、その柄と鍔は護印師と呼ばれる丹家によって代々護られることになった。

ある日、護印師の丹衡、丹翡兄妹は天刑劍を狙う蔑天骸一味に襲われる。戦いの末、柄を奪われ、兄を殺されてしまった妹丹翡は命からがら逃げ出す。

一方、他国からやってきた殤不患は突然の雨に、お地蔵さんに供えられていた傘を拝借したところ、ふいに現われた凜雪鴉に咎められ、仏に成り代わり、次に出会う者に慈悲をかけるよう言われる。

そこに偶然か必然かやってきたのが蔑天骸一味に追われる丹翡。殤不患は先程の凜雪鴉の言葉もあり、成り行きで丹翡を助ける。蔑天骸の城まで柄を取り戻しに行くという丹翡に、殤不患、凜雪鴉も付き添うことに。道中、捲殘雲をはじめとする屈強な仲間を集め蔑天骸の城に向かうが…

 

 

前回のAnother Worldは紅さん出ずっぱりの紅劇場でしたが、今回は紅、綺咲、礼、七海といい具合にバランスのとれたお話しだったんじゃないかな、と思います。

 


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イメージ的にはこんな感じ。

 

七海さんの出番は確かに多くて嬉しかったです。最後の見せ場も持ってくしね。

でも主役はあくまで紅さんで、七海さん、まこっちゃん、あーちゃんの3人のお話を紅さんが1本でまとめてるようなそんな印象です。

 

紅さんファン的には出番減ったかな、と思われるかもしれないですが、色んな登場人物の目線で物語が見れるので、お芝居としてはとても面白かったです。

 

 

七海ひろきのハマり役 殤不患

で。

とりあえず、七海さんのことを話させてください。。

 

今回、七海さんが演じたのは剣豪 殤不患。

ヒゲの生えたガタイのいい男性で、年齢は30代前半ってところでしょうか。

 

前回の阿呆の喜六とは180度違うお役です。

 

今回お芝居見た感じ、殤不患は男性が憧れる男性、という感じで非常に落ち着いた大人っぽさのある人物に見えました。

 

無理をしてない男らしさ

 

というのでしょうか。

滲み出る男らしさがありました。

 

その男性らしい殤不患を七海さんが自然に演じてらっしゃる!これがものっっっすごいカッコよかった!!!!!!!!!

 

七海さんが下級生時代から研究してきた男らしさがここで遺憾無く発揮されてるのでしょう。

 

ちょっと掠れたハスキーボイスと落ち着いた佇まいがビジュアル的にもたまらなかったです。

 

「ああ?」

っていう最初の台詞だけで心臓ずぎゅぅぅぅぅんってやられました。

あれ耳元で言われたら腰くだけると思う。

思い出すだけでゾクッとします。

 

殤不患としても、真面目で一匹狼な感じなのに凜雪鴉の掌で踊らされてしまうところが可愛いですし、魔物を倒す際の呆れた感じというか、仕方ねぇな、俺がやってやるよ!みたいなところもカッコよくてテンションぶち上がりでした。

 

今回の殤不患は歴代の七海さんのお役の中でも1番似合ってたんじゃないかな、って思うくらいで。

個人的にはハマり役だったと思っています。

 

 

東離劍遊紀の見どころ

綺咲愛里のビジュアル&殺陣

とにかく綺咲愛里(あーちゃん)のビジュアルが素晴らしい。

原作の布袋人形と等身が一緒なんですよね。


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ビジュアル的には今のトップ娘の中ではあーちゃんにしか出来ない役だと思います。

 

また、序盤の序盤、あーちゃんが大輝真琴演じる殘凶に襲われてるんですが、そこで剣を片手に玄鬼宗(紅さんに言わせるとショッカー)と戦うんですね。

お衣装をヒラヒラさせながら軽やかに舞うあーちゃん。

いやー、予想以上にカッコよかったです。

娘役の殺陣ってなかなか見れないですから、必見です。

 

必殺技

今回出てくるキャラクターにはそれぞれ必殺技があるんですよ。

セーラームーンでいう「ムーンヒーリングエスカレーション」みたいな。

 

2.5次元舞台で必殺技を繰り出すって

「ちょw 必殺技ってww」

ってなると思ってたんですよ、最初は。

 

ところがどっこい。

全然そんなことなかった。

 

必殺技を言うと効果音とイメージ映像が背景に流れるんですが、それも含め全部自分たちの物に出来ているからかしっくりきていて、何も不自然なところはなく、めちゃくちゃかっこよかったです。

 

映像と効果音を使って非常にクオリティ高く表現されていたと思います。ここ必見。

 

七海さんの見せ場、最後の大技も映像使ってうまいこと見せてて、アニメだとこんな感じになるのかなーってのが頭に浮かぶようでした。掛け声もめちゃくちゃカッコよかったです。必見。

 

 

東離劍遊紀 残念ポイント

別箱公演で人数が少ないながら、キャラクターは多く、バランス的にもとても良かったと思うのですが、あえて言うなら2番手娘役の有沙瞳&天華えまの出番が少ない。

 

敵方の部下で割と目立つ役なのかな、と思いきやそうでもなく。ぴー(天華えま)はあまり台詞もなかったんじゃないかな。

 

でも、クールで1歩下がってる感じ?の役は新鮮で、長い前髪の間からちらりと見える薄い目がかっこよかったです。

 

くらっち(有沙瞳)も似合う人がめちゃんこ限られそうなすみれ色のロングヘアをしっかり自分のものにしてたな、という印象。

 

本当、タカラジェンヌは似合わない髪型がほとんどないですよね。すごいことだと思います。

 

蔑天骸のことでうっかりオロオロしてしまう感じも可愛らしかったです。

 

ショー Killer Rouge

ショーは前回公演と同じKiller Rouge。

ただ、人数の関係もあり、出演者や場面が1部変更されています。

 

 

Mask of Rouge 七海ひろき

七海さんがメインで歌ってる罪な薔薇、Mask of Rougeはもちろん今回も続投です。

 

前回、オープニングの七海さんは金髪だったのですが、今回は黒髪でのご登場。

立てた金髪もオラオラ感あってカッコよかったですが、黒髪だとやっぱり色気がすごいですね…!

前回とは一味違う七海さんが楽しめます。

 

Mask of Rougeも今回は黒髪ぱっつんのロングヘア。

赤髪ロング

ブロンドカール

マリリン・モンロー

…といくつかウィッグを変えてらっしゃいましたが、今回は黒髪ぱっつんのロングヘア。また雰囲気変わりますね。

 

さっきも言いましたが、タカラジェンヌはどんな髪型でも自分のものにしてしまうんですよね…

ほんと…黒髪もアジアンビューティーでとっても素敵でした。

個人的にはブロンドカールのロングヘアが特に好きだったかな。

 

でも、1公演の中でもこうやって飽きさせずに(いや、飽きることなくて絶対無いんですけど)変化をつけてくれる七海さんは本当にファンへの心配りが素敵です。

 

はじめての紅子

スカイステージで何度も見ているから初めての気がしないんですけど、今回の公演で初めて紅子を拝見しました。

 

母は「絶対初めてじゃないと思う」と言ってたけど…多分初めて。

それだけ紅子の印象が強すぎるってことでしょうか。

 

紅子…すごいですね。

このキャラクターを生み出した紅さんは本当すごいと思います。

絡んで欲しい観客と絡みたい紅さんの需要と供給が激しくマッチしている。。

 

紅子というキャラクターを通して、あーちゃん(愛子)、まこっちゃん(礼子)との絡みで表れる素の感じがファンの心を激しく掴んでました。

 

紅さんは卒業したら何になるんだろう、と結構マジで考えさせられます。

 

 

華雪りらはどこへ

さて。ともぷんが七海さんの次にチェックしている華雪りらですが、もちろん今回もチェックしておりますのでご紹介。

 

前回の公演ではMask of Rougeの場面で、紅さんの娘役の1人として登場しておりました。

 

あまりスポットライトの当たらないりら。

この娘役はとても嬉しかったんですが、今回!ここが澄華あまねちゃんの一人っ子に変更されておりました。

 

Now on stageで紅さんがここの場面について触れてくれていますが(嬉しい)、

 

「娘は1人天寿のクラブに出稼ぎにいきました」

 

はい。

この後のMask of Rouge七海ひろきがギンギラギンのネックレスを盗むクラブの場面で踊っています。

ツインテだったりらがロングヘアを振り乱しながらセクシーに踊っていました。一体この数ヶ月で何歳年取ったんでしょう。

 

銀橋で子役りらが見れなかったのは残念ですが、ナウオンで紅さんが触れてくれたのめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

 

まとめ

台湾まではさすがに行けないな、なんて思いましたが、1回見ちゃうとどうにか台湾に行けないかな、と考えるようになりました。

 

チケットも航空券も取れてないんで行きませんけども。

 

でも見てない方は、ライブビューイングは絶対に絶対にチケット取るべき!!!

スカイステージで放送されるかわかんないし、七海ひろきファンは絶対1度は見ておかないと後で絶対後悔すると思います。