はじめて親不知を抜いてきました
20歳前後になると生えてくるという奥歯のさらに奥歯…
昔は寿命が短かったことから、親はその歯が生えたことを知ることが出来ないというところから名前がついたという歯…
そう、親不知…
親不知!!!抜いてきた!!!!!!
私は上下左右、1本ずつの計4本親不知が生えてます。
数年に1回、ローテーションでそれぞれが痛むことがあって、その度に「今抜きに行こう!!!」と思うんだけど、腫れてる時は抜けないらしいじゃん?
それで、痛みが退くのを待ってるんだけど、痛くなくなったら「痛くないし、別に今行かなくてもよくね?」って思ってしまって結局歯医者に行かない、の無限ループだったわけですが、心の奥底では「抜きに行かないとな」とはいつも思ってて。
先日、特になんのきっかけがあったわけではないのですが、
「そうだ、歯医者に行こう」
と思い立ち、勢いで会社近くの歯医者に予約しました。
ここ、うちの会社の人がよく緊急で飛び込んでる歯医者らしく、口コミは十分なほど聞かされてたので、まぁ失敗することはないだろうと思い、ネット予約。
最近はネット予約出来るから便利よねぇ。
それで、翌日会社の昼休みにふらっと行ったら、予想以上にすぐに抜いてくれました。
私の場合、虫歯がなかったからすぐ抜いてもらえましたが、虫歯がある場合は治療してからになるそうです。
今回抜いてもらったのは左上の親不知。
上の歯と下の歯だと上の歯の方が段違いで抜くのが簡単だそうで、
先生いわく、上の歯は誰でも抜けるらしい。
下の歯は根元がしっかりしてる上に歯茎の中に埋もれてたりすることがあるから、口腔外科の先生がいいとこのこと。
今回は口腔外科の先生がいない時間だったので、左の上の歯だけ抜くことに。
麻酔をしてくれるのはもちろんだけど、ここの歯医者は口の部分だけ穴の空いた紙を顔に被せてくれるので、目を開けても器具やらなんやらが見えないのがいい!!
ただ、抜くのはやっぱり工具らしく、口の穴からちらっと見えたのは
スパナ的な何か
これで「ちょっと触りますよー」とか言いながら
ゴォリゴリゴリ
とされるわけです。
痛みはないけど、音と感触が怖い。
少し触って麻酔が効いてるのがわかったらしく「一旦口ゆすいでー」
ぐちゅぐちゅぺー
「ほら、ここすごいうねってるよ」
という先生の声に振り向くと、そこには根元が釣り針のように婉曲してる歯が…
「え、もう抜いたんですか!?」
「だから簡単だって言ったじゃない」
気付かないうちにさくっと抜かれました。
親不知抜いたら穴を埋める為に縫うのが一般的なのですが(私も縫うと思ってた)、最近は溶けて穴を塞いでくれる綿?的な何かがあるらしく、それを詰めれば問題ないとのこと。
治療してから一週間くらい経ちますが、多分もう塞がってると思う。
ちなみにこの抜いた親不知はもらえますが、私は所有権を放棄したので、先生の実験台になるそうです。
で、帰りに処方箋をもらって帰りました。
…では終わらん。
問題はここから。この処方箋が問題。
今回もらったのは
の3つ。
痛み止めは痛くなったら飲めばいいけど、この抗生物質と胃薬は1日3回、3日間飲まねばならんと言う。
別に薬飲めないとかいうタイプでもないし、無問題無問題、と思ってたらこの胃薬が
くっそまずい
S・M配合散、くそまずい!!!!!!
粉末なんですけど、粒子が片栗粉並みに細かくてむせる。
開けた瞬間にシナモン臭がして、口に入れると
ニッキそのもの
ニッキそのものが片栗粉並みの粉末で口の中に広がるわけですから、むせて暴発しそうになる。
下の歯を抜いてもらうべく9月にも予約とったんですけど、またこのくそまずい薬を飲まなきゃいけないのかと思うと泣きたくなる。
次は2本抜く予定だけど3本全て抜いて欲しい。
だが、その二日後には初のムラ(宝塚大劇場のある兵庫県宝塚市)遠征を控えてるので、いくら真っ直ぐ生えてるとは言え3本一気に抜くのは厳しい。
厳しいし、このくそまず胃薬を電車内(青春18切符使用)で飲まなきゃいけないのも厳しい。
2本で我慢しておくしかないか…
ちなみに抜いた左上の親不知は、麻酔が切れる直前に痛み止めを1錠飲んだっきりで痛みは全然感じませんでした。
親不知ある人は悩んでないで、サッと予約した方がいいよ。
案外スッて抜いてくれるから。