変人日記

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物書き志望のヅカオタの雑記帳

宙組 天は赤い河のほとり ライブビューイング観劇

前回感想を綴った宙組公演、天は赤い河のほとり/シトラスの風 Sunrise、結局ライブビューイングも見て参りました。

 

ライブビューイングで見るのは、白夜の誓い、黒豹のごとく、ケイレブハントに続いて4作品目になるのですが、大劇場でも見たあとにライブビューイングでも見るというのはなかなかに良かったので、今回はライブビューイングの良さと前回書けなかった、ショー シトラスの風Sunriseについて書いていきます。

※白夜の誓いは劇場でもライブビューイングでも見てるけど、かなめ様退団でそれどころじゃなかった

 

 

今回、ライブビューイングを見たのはギロッポン

 

六本木ヒルズに併設されたTOHOシネマズです。

本当は別の場所がよかったんですが、チケット購入出遅れたのでやむなく六本木になりました。

ただ、そのまま出待ちに行くことを考えたら、六本木で良かったと思います。

 

まずはライブビューイングのメリットデメリットを。

 

メリット

・オペラで追い回さなくてもハッキリ見れる

・ストーリーが掴みやすい

・新しい発見がある

・前の人の頭で見えない、なんてことがない

・幕間にトイレに並ばなくて済む

 

デメリット

・カメラワークが下手くそだと悲惨

・余計なものが映り込む可能性がある

・個人的に見たい部分が見れない

 

もちろん、事前にカメラワークのテスト等してるんでしょうが、お芝居のほうで暗がりの下級生をパッパッと1秒にも満たないような時間だけ写したりと「ヘタクソか」という部分も少々見受けられました。

 

下級生まで幅広くスポットライトを当ててくれるのはありがたいんですが、画面切り替わりまくると酔うから!!やめてください。

 

逆にこの人が見たい!って時に他の人がアップになってて見れないとか、引きで映してて見れないってのは多々ありました。

 

あと、ショーが始まったすぐ後にあったんですが、カメラの前を人が横切るというアクシデント。

しかも二人。

すぐに画面切り替えてましたが、幕間なのに遅れてくんなよなー、というのが正直なところ。しかも千秋楽だし。

それに真正面カメラの前を横切るということは一番近い扉から入らなかったということ。

どんな事情があったかわかりませんが、遅れているのがわかっているなら一番近い扉から入って、なるべく人に迷惑をかけないようにするのがマナーじゃないかな、と思いますよ。

 

 

ただ、デメリットはこのくらいで、基本的にはライブビューイングとってもいい!です。

 

 

オペラで追い回す必要がない

アップで見るために我々は常にオペラを構え、ご贔屓を目で追いかけ回しているわけですが、ライブビューイングだとその必要がありません。

アップも引きもカメラがおすすめを映してくれるので、オペラを構えた時の0.何秒の見落としをしなくて済みます。

 

 

ストーリーが掴みやすい

ライブビューイングだと、カメラがその場面のオススメを映してくれる=ストーリーのメインをなぞってくれるので、ストーリーを掴みやすいです。

前回の観劇感想で、舞台をうまく使ってるが見落とす可能性も、と書きましたが、ライブビューイングだときちんとそれぞれを切り取ってくれていたので、見落とすこともなく、ストーリーの把握ができます。

 

劇場で見た時は、あき様とせーこちゃんが裏取引してたからどーのこーのの部分がよくわからなくて、なんであき様幽閉されんの?って思ってたのですが、ライブビューイング見て「あー、そういうことか」と納得できました。

(劇場では遥羽ららばっかり追っかけてた)

 

 

新しい発見がある

銀橋で真風&星風コンビが日本に帰る帰らないの話をしてる場面、真風カイルがハートを刻んだタブレット(石板)を星風ユーリに渡すんですが、ここ劇場だと見えてなかったんです。

オペラ構えてたんですけど、顔ばっか見てて気付きませんでした。なので、これが見えたのはよかったな、と。

 

あと、これは一緒に見た母の話なんですが、彼女は普段真風氏ばっか見てて他の人は見てないんですね。

そんな母が強制的に真風氏以外を見せられ、他の人の魅力に気付いちゃったわけですね。

 

「ねえ、あの弟の人、誰?」

 

お芝居終わってすぐに真顔で聞いてきました。

 

前回、私がべた褒めしまくったずんちゃんが母の目にも留まったようです。

親子ゆえか、ずんちゃんが素敵すぎたのか。

 

そして、今回宙組大劇場デビューのキキちゃん。

 

「悔しいけど、花組から来た人輝いてるよね」

「いや、でも宙組には愛ちゃんがおんのになぁ」

「やっぱスターのオーラがある気がするわ」

 

と愛ちゃんを盾にして予防線を張っている母ですが、キキちゃんに落ちるのは時間の問題な気がします。

 

 

前の人の頭で見えない、なんてことがない

宝塚歌劇の劇場はどこの席からもしっかり舞台を見渡せるような造りにはなっておりますが、それでも前に座高の高い人がいると「上手が全然見えへん!」なんてことがままあります。

 

ライブビューイングは映画館なので、言うまでもなくそんなことはありません。

劇場と比べると段差も急ですし、画面に前列の人の頭が被ることもありません。

 

幕間にトイレに並ばなくて済む

まぁ、これは映画館にもよるかもしれませんが、一幕終わってすぐにトイレに並ぶ、みたいな必要はないです。

少なくともギロッポンヒルズの映画館は並びませんでした。

 

 

と、こんな感じでメリットの多いライブビューイング。あとでスカステでやるかもしんないし…と思うかもしれませんが、カメラワークは違うのでどちらで見ても損はないです。

 

 

で、前回書けなかったショーの感想を…

 

この公演が決まったとき「まーたシトラスの風かよー」って思ったんですが、よく考えたら生でシトラスの風見たことなかったんですね、私。

 

再演なので見たことのある場面が多いですが、テレビで見てもなんとも思わなかったのに、今回見てとってもいいなって思ったのが、まどかを真風&芹香で取り合う舞踏会の場面。

 

生で見たからっていうのもあるかもしれませんが、3角関係に翻弄されるまどかの苦悩みたいなのが見えて、とても良かったです。

まどかはああいう影のある女的なのも似合いますね。未亡人感ある。

 

あとはやっぱりシトラスの風。

チャラーン、って音楽鳴り始めて「キターーーー!」ってなりました。

 

さすがの迫力ですし、なによりやっぱりコーラスに圧倒されます。これは宙組ならではですね。

あとは個人的に、なんだかキビキビ動いてるまどかが面白かったです。

トップ娘だからわりと優雅な振り付け多いし、ね。

 

 

唯一残念だったのが、エトワールがまどかだったこと。

このシトラスの風はトップコンビの出番が多くて、下級生娘役の見せ場があんまりないんですよね。

 

なので、今回はまどかじゃない方がよかったと思います。

舞台構成上、エトワールがまどかであった方が都合よかったのかもしれませんが、他の娘役のチャンスを奪ってまでトップ娘にさせなくてもよかったんじゃないかと思いますけど…

 

宙娘は激推し以外埋もれていく傾向にありますから、なるべく広くチャンスをあげて欲しいです。

 

それでは今回はこんなところで。

 

星の東京公演が楽しみです。