変わったバイトを探していたら 睡眠カフェ編
たまたま大学生ブロガーさんの記事を読んでいたら、バイトの話が出てきました。
その時、それまで受けたことも忘れていた、あるバイトのことをふと思い出したので、書いておくことにします。
10年くらい前の話なので、記憶はあやふやですがご了承くださいね。
とにかく変わったバイトがしたい
大学生の頃、私はとにかく変わったバイトがしたいと思っていました。
高校生の時に初めてやったバイトがなかなか珍しい職種だったもので、普通のカフェやレストランのバイトはちょっとなぁ...と意識高い系というか私はみんなと違うのよ、みたいなことを考えてたわけです。
ああ...若い......
加えて、家から大学まで2時間近くかかってたので、どこの駅でバイトするか選択肢が多すぎて、入学してからもしばらくバイト先が決まりませんでした。
当時は「変わったバイト」「バイト 珍しい」とかで検索しまくってました。
新宿で見つけた求人 睡眠カフェ
そんな中、新宿である求人を見つけました。
詳細は忘れましたが、オープニングスタッフで、時給は1200円~1500円くらいだったかな。
とにかく1200円以上あった。
場所は新宿。駅から5分ほどのビルに入る予定の睡眠カフェ。
当時は秋葉原でのメイドブームが最高潮に達しており、それに伴ったメイドさんの耳かき店とかが派生して生まれていました。
一瞬、この睡眠カフェもその類かと思ったのですが、(添い寝とかね)求人を見る限りはそんなことはなく、仕事の合間とかに数時間だけお昼寝して、リラックス&リフレッシュするためのお店とのこと。
仕事内容は飲み物の補充とか、受付とか...
まぁ、カラオケ未満、カフェ未満って感じでしょうか。
とにかく楽そう。
楽なのに何故こんなに時給が高いのか?
今では時給1200円なんてゴロゴロしてるかもですが、当時は1000円はあるといいなーくらいの時給感。
チェーンのカフェとかだと950円くらいのところも多かったかな。
そんな感じだったので、1200円は不思議に思ったものの、エロい系にしては安いし...ってことで、お店の料金設定が高いのだろうと納得し、応募をしたのでした。
新宿の雑居ビルで面接
無事、面接を受けられることになったのですが、指定されたのが新宿駅からほど近い雑居ビル。
いや、雑居ビルというかマンションかな...
とにかく部屋数が沢山あってエントランスはマンションみたいな感じなんですけど、入ってるのはちっちゃい企業とか怪しげなお店とか。何かの事務所とか。そんな感じ。
大通りに面しているものの、薄暗くて天井が低めで何だか息苦しいような建物。
そこの一室で面接を行うとのことでした。
まさか店舗もここなのか?いや、まさかそんなはずは...
そんなことを考えながら指定された部屋に向かいました。
ワンルームベッド
チャイムを押して入ると、そこは薄暗いワンルームでした。
玄関を入ったところに流しと一口コンロの小さなキッチンがついていて、靴を脱いで上がると簡易的な机と椅子が畳の上に置いてありました。
奥にはパーテーション。
そのまた奥に整体とかで使われるような長方形の固さのあるベッドが1つ。
窓はあるのかないのか、晴れた日の昼過ぎだったにも関わらず、外からの光はゼロ。
こりゃーやべーぞ
もうこの時点で受かってもバイトしないの決定しました。
さらに追い打ちをかけるように、面接官は体格の良い男性。
この薄暗い新宿の雑居ビルのワンルームで私は何を聞かれるのでしょうか...
結局、何を聞かれたかは忘れてしまったんですが、エロい系の話はなかったように記憶してます。
でも、お店はその場所だった気がする。
で、ふかふかのチェアに座ってお昼寝とかじゃなくて、パーテーションの奥の整体ベッドでのお昼寝だった気がする。
その時も「その商売続く?」って思った気がするけど、今もあるんでしょうかね?多分無いでしょうね。
バイトはレア度よりも安全安心が大切
結局、大手チェーンのレストランのオープニングスタッフとして働き始めました。
珍しいバイトは色々探しましたが、怪しいところも多いです。求人に書いてある内容に虚偽はないかもしれませんが、安易に手を出すのはオススメしません。
実際、ちょっといいなと思ったバイトは応募前に店を見に行ったら、完全にそういう系のマッサージ店でした。
友達はバイト紹介されてついていったらD〇nny'sにそっくりの看板を掲げたPenny'sという風俗に連れて行かれたそうです。
ネタとしては大爆笑で10年経った今でも覚えてるくらいなんですけど、そういうことがないとは言いきれないからバイトはちゃんとしたとこを選ぶのがオススメです。